かわら版

かわら版Vol.35「闇と毒」

2月14日の予算委員会、「政治とカネ」の集中審議で質問に立ち、岸田総理、盛山文科相と計30分間、質疑しました。

今回私が取り上げたのは、自民党が抱える2つの闇、裏金問題と旧統一教会問題です。

■説明責任と党内処分

まず、第1の闇、裏金問題について、自民党内のアンケート調査で、85人の国会議員等に計5億8千万円の未記載があったと発表されました。  

野党は安倍派幹部や二階元幹事長はじめ51人の未記載衆院議員が、国会の政治倫理審査会(政倫審)で説明するよう求めています。

これに対し、岸田総理は「説明するよう促している」と国会答弁。私は、未記載すなわち裏金づくりは政治資金規正法違反であり、政倫審で説明するよう、自民党総裁として「指示」すべきだと求めました。

また、岸田総理は「政倫審への出席は本人の同意が必要」と繰り返しています。確かに、政倫審のルールはそうですが、党内の処分は可能です。自民党総裁として、強い覚悟で決断すべきです。

■森元総理からの聞き取り

自民党はアンケート調査と並行して、聞き取り調査も行っていますが、その対象に安倍派の会長だった森元総理は含まれていません。しかし、安倍派の裏金づくりは、森氏が会長時代から始まったとも言われています。

今月発売の『文藝春秋』の中でも、安倍派幹部の萩生田光一衆院議員が「初当選の2003年頃から、安倍派は派閥パーティーで裏金づくりをしてきた」と証言しています。

安倍派5人衆と言われる幹部らが口を揃えて、裏金づくりは「会長案件」と述べていることも見逃せません。会長経験者の安倍元総理、細田前衆院議長がお亡くなりになった今、森元総理から話を聞くほかありません。

■5年間で自民党国会議員11人が逮捕・起訴

2012年の安倍政権発足以降、「一強政治」と言われる政治状況が続き、直近5年間で11人もの自民党国会議員が逮捕・起訴されています。そのすべてがカネ絡みの事件です。

岸田総理はしばしば「膿を出し切る」と言います。しかし今、自民党をむしばんでいるのは、膿ではなく、毒ではないかと、私は予算委員会で指摘しました。膿は切開すれば出せますが、毒は体に回ったらもう手遅れです。

今月のNHKの世論調査では、裏金問題について自民党議員が説明責任を果たしていると答えたのはわずか2%。驚異的な低さです。岸田総理は事の重大性をもっと認識すべきです。

■盛山文科相と旧統一教会の蜜月

自民党のもう1つの闇は、旧統一教会との関係です。

宗教団体を所管する盛山文科相が、前回衆院選で旧統一教会と政策協定を結び、推薦状をもらい、選挙支援を受けたことなどが複数のメディアで報じられました。

国会で指摘を受けた大臣の答弁は「記憶にない」「うすうす思い出した」などと二転三転し、その信用は地に落ちています。私は「盛山文科相の続投は国益に反している」と断じ、その交代を求めました。

岸田総理は「今は関係を絶っている」と盛山文科相を擁護しています。しかし、仮に過去の関係であっても、それを隠していたことは否めません。これから解散命令をめぐって旧統一教会と裁判で争う担当大臣として、あまりに不適格です。

やはり、交代しかありません。

2024年2月20日