かわら版Vol.41「政権交代前夜」
17日間にわたる立憲民主党の代表選挙が終わりました。
4人の候補者の中、野田佳彦候補が当選を果たしました。かねて申し上げてきた通り、私は野田さんを応援してきました。ご支援、ご協力いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。
この17日間は、立憲民主党の「背骨」と「土台」、すなわち、理念と基本政策、そして人材を広く国民の皆さんにお伝えする、大事な機会になったと私は思います。
一期生の吉田はるみさんの勇気とチャレンジには、本当に感謝しています。吉田さんのお陰で、間違いなく、彩り豊かな代表選となりました。
泉健太さんは、この3年間の党勢拡大最大の功労者です。そのことに、私も最大限の敬意を表したいと思います。
枝野幸男さんはさすがでした。国会議員票の追い上げもお見事でしたが、渾身の演説は4候補の中で最も練り上げられたものでした。代表復帰、政権交代への本気度を感じました。
そして、新代表の 野田佳彦さん。総理大臣も経験し、その演説力、安定感と温厚な人柄は多くの人が知るところです。
一部に立憲民主党の路線が変わってしまうかのような誤解があるようですが、代表選での論戦や演説からも分かる通り、野田さんは党の理念、基本政策、野党間の連携など従来の路線を踏まえてきました。
これから党内をしっかりまとめて、野党第一党の代表として、衆院選に向けてリーダーシップを発揮してもらえると確信しています。
大切なのは、党所属の国会議員、地方自治体議員、さらには党員・サポーターズの皆さんが一つになって、新しい代表を支えるフォロワーシップです。
本当の決戦は、目前に迫った衆院選です。私も3年前の当選、成功体験は捨て去らないといけません。選挙区割りが変わり、新たな野党の候補者も名乗りを上げています。
政治家は、明日をも知れない仕事ですが、しかし、自ら明日を切り拓ける仕事でもあります。
何が何でも勝利をもぎ取って、この国の政治と未来を変える、その決意と覚悟を再確認した代表選挙でした。
「政権交代前夜」。
野田さんの代表選キャッチコピーです。2012年の野党転落から12年、本当に長い時間でした。しかし、どんなに長い夜でも、明けない夜はありません。
2024年9月24日