かわら版

かわら版vol.24_安定的な皇位継承の確保

安定的な皇位継承の確保は、我が国の根幹に関わる重要課題です。昨年12月に、政府の有識者会議が国会に報告書を提出したことを受けて、各党内での議論が始まっています。

この有識者会議は、2017年に平成天皇の退位特例法が成立した際の国会決議に基づき、「安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等」について検討を行い、国会に報告するために設置されたものです。

立憲民主党においても、検討委員会が発足し、活発に議論を行っています。

先般も有識者会議の報告書について、ヒアリングと質疑応答を行いました。総理在任中にこの問題に深く関わられた野田佳彦代議士ら重鎮が居並ぶなか、私からは、以下4点発言させていただきました。

● 退位特例法の国会決議において、「安定的な皇位継承を確保することが皇族方の御年齢からしても先延ばしすることはできない重要な課題」と明記しているにもかかわらず、報告書が「皇位継承について議論するには機が熟していない」などとしているのは、決議の趣旨に反しており、有識者会議に委任された検討範囲を超えているのではないか。

● 同報告書が「皇位継承の問題と切り離して、皇族数の確保を図ることが喫緊の課題」と結論付けて、論点を「安定的な皇位継承の確保」から「皇族数の確保」に矮小化している点も、国会決議の趣旨に反しているのではないか。

● 女性・女系天皇を容認した小泉・福田政権時の報告書、女性宮家創設などを提唱した野田政権時の報告書は、政府内で現在どういう扱いになっているのか。

● 今回の報告書は、皇族数確保の具体的方策の1つとして、「養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とすること」を提案しているが、一体どなたの養子になることを想定しているのか(皇位継承順位にも関わる問題)。

残念ながら、政府から説得力ある答弁はありませんでした。この問題は、私が所属する内閣委員会の所管事項です。多くの国民の皆さんのご理解が得られる形を求めて、今後しっかりと議論を深めていきたいと思います。

2022年2月1日